ケイブンシャとか、学研チャンピオンコースのなかの人、今ディアゴスティーニなの?〜「週刊松本清張」買っとけ

今年、生誕100周年であるという。松本清張。 故ぱぱこせるの本棚をのぞけば、松本清張の蔵書を多数発見できる。読んでないけど。結局松本清張にたどり着くことなく、ぱぱこせるは他界他ー界 ((音引き間違ってる。))されてしまったわけだが、「ゼロの焦点」は観に行きました。推理物としてどうかというのは置いておいて、面白かったです。そんなわけで、ディアゴスティーニ商売創刊号低価格で引きつけ、にひっかかって、創刊号だけは買っておいたんだけど、せっかくの機会なので、また週刊松本清張を購入させていただいた。 こんな表紙のムックに税込580円かける人もどうかしてる、と思いつつ、内容がありし日の心ときめかせたケイブンシャの入門シリーズだとか、学研のチャンピオンコースのような昭和の小中学生の心をときめかせた感じの紙面構成にぐっときました。なお、ネタバレもようく写真見ていると出てきてしまうと思うので、「ゼロの焦点」が気になる人は写真はあまり凝視しないほうがよいかもしれない。 どんなときにも人物相関図は重要だ。最近ジャンプなぞを読んでいないのだが、人物相関図は幼年時代から親しむべきだと思う。いや、結局世界史とか日本史とか大学受験のたしになっていない人間が言うことではないのかも分からないが ((ごめん、一応共通一次世代なので、世界史は受けたはず。もう何点とったのかも忘れているけど。))。そして人物相関図は、小説ならば、描いているイラストレーターが満足するだけな感じが読んでいない人にとっては逆にそそられるかとも思う。 見終わってから思ったんだけど、上記相関図を映画劇中の写真でやられるとなんか損した気分にもなるので、ディアゴスティーニはきっちり無駄に金かけてて好感がもてた。 して、中央ページはミステリー作品にある「謎」を観音びらきのギミックを用意することで表現している。ここネタバレね。 この状況で開くと、 ミステリーの解説が登場というしくみ。解説編もいくつかの疑問点などを項目別に文章以外の表現も用意しているのがぐっとくるポイントだ。もう無駄なコラム項目があればあるほどによいよね。 最近はこの経済状況ということもあって、雑誌の休刊も相次ぐなか、なぜか発刊され続けているディアゴスティーニを中心とした週刊ムックの数々。多分几帳面な日本人に「全巻買わなきゃ」と思わせて、というか思った人が創刊号の分も実質払ってくれることで成り立っているのだろうけれど、ディアゴスティーニのこの週刊松本清張への意気込みはなかなか買える!と思った。なにせ50号近くゆうに発行する中で10数号しか出さないのもなんだか風変わりだ。現在、「週刊西洋絵画の巨匠」は原寸美術館もあって購入しているが、さほどコラム類に目をみはる部分も少なく、なるほど、小説世界では、こうでもしないといけなかったのかなあ、と思った。では、ぜひ次回は週刊山田風太郎をお願いします。 【追記】多分、こうしたコラム構成だとか、図やフローなどを使った表現にいまだ魅かれているのは、よく見受けられるブログ、というか、ハイパーリンクの存在により、全体を見ながら細部確認、というものをインターネットで見かけないためなのかなあ、と思った。そうした表現方法をもつCMSだとかも存在するのは知っているのだけれど、いまだ一般化しないなあ。
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